*マウアさんのこと、そして、ラシェーズさんのこと*

ギフノートを発行してかれこれ半年以上が過ぎました。
本当にギフノートをバッグに忍ばせている女性に
お会いすることもできましたし、知人からこっそり
「ギフノートを見ながら 町を歩いてる人を見たよ」と
自分のことのようにうれしそうに教えられることもありました。
「ギフノートを見て来てくれる方がたくさんいますよー」と
店主の方々からうれしいお声をかけていただいたりもしました。
そして、おかげさまでギフノートは完売間近となりました。

つくづく、ギフノートを綴ることができた私たちは、
なんて幸せだったんだろう… と実感しています。
たくさんの方のもとにギフノートが旅立ち、
愛され、大切にされていることが、 どれほどうれしいことか…。

そして、ある日、思いがけない告白を聞きました。
いよいよ…突然の、マウアデリカテッセンさんの休業。

そこに、ずっとあると思っていた存在。
マウアさんはいつも、どこか、心に寄り添って、
ずっと、ともにある存在のように感じていました。
「あの場所に行けば、マウアさんに会える。
うれしいときも、しんどいときも、あの扉をくぐれば、
美味しいおむすびが竹皮に包まれて並んでいる。
大丈夫、大丈夫。」 そんな風に、いつのまにか、
マウアさんはたくさんの人の心に沁みわたって、
あの笑顔でたくさんの人を迎えてくれていました。

 

ずっと、そこにあると思っていた存在が、
もう、そこには存在しなくなること。
そうやって、まちの景色が変わってゆくこと。

 

先日、まちなかで人々がふらりと集うカフェ
いつもの青い扉に「引っ越しパーティ」の案内が 「ラシェーズ」さんのお引越しパーティーに参加しました。

8年間、岐阜のまちなかの景色のひとつとなっていた、 青い扉のカフェ、ラシェーズさん。

気さくで、ちょっといい加減で、いつもうれしそうで、
電話をすると「はい、ブラッドピッドです」って出て、
そのくせ「松たか子ですけど」って応えると
戸惑って言葉につまり、「…やるなぁ。」と
たいした切り返しもしない、オーナーの岩田さん(笑)。
なんだか、 適当に作っているようにしか見えないのに、
岩田さんが作るマフィンもクッキーも、
大きなパンケーキも、驚くくらいに美味しくて。
知らないうちに、ふと人々が集う、
ちらりと青い扉からのぞいてしまう、
そうやって、そこにずっとあると思っていた存在が、
もうそこには存在しなくなってしまう。

まちの景色は、少しずつ、変わってゆくのです。

マウアさんはまた、ときどき楽しいことをしてくれそうです。
ラシェーズさんは郡上市のひるがの高原に、
5月3日から、ひるがのラシェーズを オープンされます!

そして、たとえば、古本屋の徒然舎さんはいろんなことをつぶやきながら、
まだまだどっしりと岐阜に根を下ろし、まちの景色のひとつになり、
たいやきの福丸さんは、いつも通りの笑顔で道行く人に
「こんにちわー!暑くなりましたねぇ!」と朗らかに声をかけ、
高松家のご主人は相変わらず、毎朝早くから美味いうどんを打ち、
トラベシアでは夜毎にキラキラと星のネオンに明かりがともり、
やながせ倉庫では、なにやらゆるくも面白そうなことが
あくまで住人たちのペースでいかにも楽しそうに行われていきます…。

変わるものと、変わらないもの。

まちの姿は、少しずつ変わり、あるいはちっとも変わらず、
今日もゆっくりとていねいに一日が過ぎていきます。

マウアさんやラシェーズさんがいたまちの景色を、
ギフノートの中で綴ることができて、本当によかったと思います。
そして、愛しい人や愛しい場所ばかりのこのまちを、
私たちはやっぱりずっと、大好きで仕方がないのです。

マウアデリカテッセンさんは、5月6日(日)が最後の通常営業です。
マウアさん http://mauadeli.exblog.jp/
mauaという名前は… このおむすびに何度救われたことか。 徒然舎さんの本棚
おいしい本たち ひとまず最後から二番目の日も、いつも通りのマウアさんだった。 岐阜市矢島町にある…
夕暮れ さよなら、マウアさんの木にはたくさんの実が結んだ。

 

ラシェーズさん http://lachaise55soramame.blog58.fc2.com/

ラシェーズの引っ越しパーティ、はじまり! 細い通路をみんな行ったり来たり 宴もたけなわ 恒例のビンゴ大会も まちなかの仲間が景品に協力(笑) 主催者の小心者・今尾くんは緊張で飲まないとやってられない
岩田さんはいつでも陽気で、冗談ばかりで… 今さらになって初めて食べたチーズケーキは馬鹿みたいに美味しかった
これからの、マウアさんとラシェーズさんの活躍にたくさーーーんの愛を込めて!

 

                                                            泣きそうな夜を越えて
                                                            初夏がめぐるある日に  
                                                   ギフノート編集室 
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